ログ記録の予備作成とバージョン改定
NTSL の企画アプリNCMAは、コンテストにおけるサマリー・ログを作成する機能を目指しています。現在、その目的の機能は完備していません。
「交信記録であるログを登録する」機能にとどまっていますが、逐次、改訂を重ねバージョンが変わっています。
バージョンアップへの対応として、NCMAに記入・蓄積したデータは、CSVテキストデータとして、NCMAから取り出す機能があります。バージョンアップされたNCMAでそれまでのデータは、まず、この機能を使ってデータを取り出します。
なお、このとき、NCAMによるCSVテキストファイルは、一行目に、カラム名が出力されます。インポートする場合、この行はエディターで削除してNCMAのインポート機能をご利用ください。
この手順を経て、上位版のNCMAに、CSVテキストデータをインポート機能を使い、これを取り込む作業をすることで、再びNCMAでデータを管理できるようになります。
交信ログは、NCMAの実行ファイルの所在と同一のディレクトリィ内にある、[ Ncma24.db3 ]に記録されていますので、そのファイルの予備を作成されて別途保管するとより安全です。
ただ、留意するべきは、NCMAが、一つのアプリで、複数のアマチュア局ログを管理できる機能を有することです。
CSV形式で取り出すテキストファイルには、ログの所有者コールサインにかかる情報は含まれていません。
そのため、インポートする場合は、利用者が、NCMAが現在管理をしているコールサインを意識した上での実施に注意が必要です。
企画アプリNCMAは、一つの稼働システムで、最大三つまでのコールサインで使用できる設計としています。
これは、実際上、利用者個人が複数のコールサインで免許を得ている場合や、利用者個人が社団局も運用する場合などを考慮して、一つのアプリシステムで三つまでのコールサインで切り分けて対応できためです。
※多くのハムがご利用の、TurboHAMLOGでもそうですが、その稼働するディレクトリイを区分して、複数のNCMAアプリを一つのパソコン端末にて動かすことは可能です。